キューバ
かつてから 写真展などで ここは良いから行ってくれ と何人にも言われていた場所
メキシコのカンクンから飛行機で1時間30分の所にキューバの首都ハバナがある 
飛行機は往復+ホテル2泊+送迎で330$ まーこのくらいなら何とかなる 
早速申し込み 出発 が丁度ハリケーンが来ているときで 空港まで行ったが 
飛行機はキャンセル 次の日に... しかも次の日は遅延で4時間以上待ち 
一体どうなってるんだ キューバに着いたのは22時 送迎があって良かった 
がホテルに入って ガイドが両替したかと言って来て 金見せたら 
強制的に5CUC(CUC=123円)抜かれチップだとか言われて... 
チップはこっちが気持ちで 払うもんでしょとか思いながら 仕方なく奪われる 
夜のハバナ 飯を食う所が無い 水を買う所が無い 仕方なく 
ホテル付属の高いレストランで食うはめに キューバに着いてから良い事が無い...
次の日の朝 全く違って見える街を歩く でもやはり店は少ない 
ちょっと離れた所に行くと結構あるのだが意外に遠い 
しかし キューバ人用のピザ屋 アイス屋 マンゴ グアバジュース屋は
結構裏通りに入ると発見できる 当たり前だが安い 激安 ピザは12円 16円 
アイスは4円 ジュースは12円 水は4円 ピザを食い続けた
基本は外国人は現地通貨の23倍のCUCを使うことになる しかし現地の安い店に
で食べると おつりが現地通過のペソで返ってくる 何だか良くわからないシステム
CUCでしか食べれない店は 地獄の値段設定になってる 
しかもここで頑張ったのが 現地通貨の3ペソには チェゲバラの刻印がある
通貨と札両方あるので 行ったら是非3ペソをゲットできるよう試して欲しい
安くできるのは食事のみ 他はやはりCUCでしか払えない 高い
宿も種類があって キューバ人用 外国人用 と分かれている
宿の前にトライアングルが書いてあり 赤は泊まってはいけない 
ばれると捕まると言う 話もある(キューバ人用) 他には青と緑これは泊まれる
が最低でも20CUCかかる これ以下の宿を見つけたことがない
良い値段するだけあって 部屋は個室 風呂が付いてたり 何だかんだ快適だが
貧乏バックパッカーにはちょっと厳しい値段である
 
さておき町並みは好きだ 古い建物が残り 車は70年代のもので白い排気ガスを
吐きながら走る 現代から30年程タイムスリップした感じを受ける 人々は陽気で
いつも外に座り何をするわけでもなく ボケーっとしたり雑談に時間を割いてる
こんな国は今までに無い 不思議な感じのする国だ 治安は良いと言われていて
すりかぼったくりが犯罪のメインとなっているようだ 
しかし 人々が外にいて 陽気と言うことは必ず話しかけられる
その回数は1日何十回となり 疲れてくる さらにほぼ全員最後は話しかけてきたくせに
金を要求する そんな日が続くと 人間不信になる また金か?? と何でも金になってくる
さらにキューバのスペイン語は早くて わからない部分も多いが しっかり聞き取れるのが 
チーノ(中国人) ひどい日は100回以上言われた 普通に中国人と言われるのは言いのだが
馬鹿にしている場合が多い ひどいときは物を投げてくる 
様々な人にキューバは良いから行ってくれ と言われ 映画ブエナビスタソシアルクラブ
のイメージで行ったからか ひどくがっかりした もちろん良い人もいっぱいいるのだが...
キューバから日本行きの直行飛行機があったら 帰国してたかもしれない その位参った
旅をするのも楽じゃないな…  その土地の見え方は十人十色だな
 
さておき せっかく来たからには時間の許す限り動き続ける もしかしたら首都のハバナ
だから人がこんなのかな?とちょっと期待もして移動 まずは 島の逆サイド
サンチアゴ デ キューバまで電車で行く 始発なのに4時間遅れ さすがキューバだ
ここでは良い人に会えた 散歩していてコンパクトカメラで写真を撮ってたら
郵便局員と出会い新聞配達 郵便物の配達を手伝う 一般のキューバ人の家の中に入り
その笑顔の中で過ごせた 最後は郵便局内で皆で飯を食い 終了 良い人ばかりだった
が宿に帰る途中 知らない人にいきなり果物を投げつけられ やはり人によりけりだな…
と痛感した これがまとめてキューバと言う国なんだ とちょっと理解した
前にも書いたが ブエナビスタの世界を見る為に街中を歩いても誰も道端で演奏してない
演奏は大体がカフェやバー カサ デ ムシカ(音楽の家)でしかやっていない
一回見に行く 流石に上手いなー 国民の多くの人がプロミュージシャンだと説明してくれた
 
そんなこんなでトリニダーに移動 ここは他の都市と違い ゆったりした時間が流れてた
ハバナやサンチアゴ デ キューバのようなカオスは無かった 暑さと疲労から部屋でのんびり
散歩しては休憩 散歩しては休憩 それの繰り返し 
 
で最後に向かったのは チェゲバラの像があるサンタクララ ここに行ったのが失敗だった
到着するやいなや 豪雨 ひたすら歩き続け 像の前に到着した時には機材を含めずぶぬれ
まー防水袋に入れていたので 大事には至らなかったが 危険な状態だった
そこまではまだ許せた こっからハバナまで電車で3時間の道のりが地獄と化した
バス停と電車の駅の間は4キロ程 まずは 電車の駅まで行く
電車の駅では今日の分は無い 0時を超えたら来いと言われ まだ夕方だったので
バス停まで こちらはやはり無い が待てばあるかも とか何とか訳のわからならいことで
待ってたが 結局買えず 再び真っ暗な道を精魂尽きた状態で歩く 駅についてやっとチケットを
買ったのは0時過ぎ すぐに電車が来るはずだが… 待てど待てど電車は来ない 
疲労で床にキューバ人を共に横になる がいつ電車が来るかわからないので気を張ってって
もう表現できない疲労と脱力 熟睡するわけにはいかない 荷物を盗られるわけにはいかない
結局朝まで経っても電車は来ない 待てど待てど来ない 怒りを通り越して 放心状態
しかし電車は来ない 周りの人の皆待ってる アナウンスが流れるが早すぎてわからない
たまたま 話しかけてきてくれたおばちゃんが同じ電車でハバナ行き 
しかもゆっくり話してくれて 何とか理解 乗ろうとしている電車はまだまだ来ない 
その代わりに違う電車に乗る手続きをした方が良いとの事 
しかし 何度も行ったチケット売り場 何度も追い返されたチケット売り場 
おばちゃんに助けてもらう すげーいい人だった 結局チケットを交換し 15時間遅れで
ハバナに向けて出発できた たった3時間の道のりなのに...
終わってみれば あのおばちゃんの助けが 様々あったキューバの嫌な事を全部吹っ飛ばしてくれた
でも かなり心身共に疲労していたのは言うまでも無い ハバナでは散歩と爆睡の日々
キューバを去るのであった 
 
一度その目でキューバを見て欲しい 行く人によって 出会う人によって 大きくイメージが違うだろう
 

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