エジプト
タナを出たのは 朝7時20分 目指すはエジプト 
一気に南半球から北半球へ 不安は尽きない
ナイロビで他の航空会社への乗り換え 荷物はカイロに到着するだろうか? 
そもそも マダガスカルからナイロビまでの飛行機は飛ぶのだろうか? 
もし飛ばなかったら カイロ行きはどうなる?? ... 
しかし 進むしかない 行けばわかる 行かなければ わからない 
空港までの道は 結構混雑で 焦りはあったが 無事 
予定時刻より少し遅れて到着 チェックインも無事に終了 
飛行機も予定時刻どおり飛んだ ナイロビまで3時間ちょい 順調だ
空港内の乗り換えカウンターで 搭乗券の発行 うーん 問題無い 
ビザは空港で取れると聞いていたが 真実はいかに... 
搭乗手続きの時に聞かれたが 問題ない と言ったら 問題なく 
ゲートを通過 こんなんでいいのだろうか? ケニア最大の 
いやアフリカ最大級の空港 飛行機は 予想外にも スーダンで一旦ストップ 
で再びカイロに向けて飛び立った 到着したのは23時30分 ビザを取るため
印紙を買い イミグレーションへ はじかれた 俺だけ はじかれ 椅子で待機 
待てど待てど 呼ばれない 後から 来た人で 何人か止められていたが 
すぐに呼ばれ 通過していく 疲労が俺を焦らせる 何で?俺だけ??
次の飛行機 その次 と どんどん 人々が通過していく 
そんな人の流れを見ながら まだ見ぬ エジプトの大地を
想像する事しか出来なかった 結局 イミグレーションを通過できたのは1時 
そして渡されたパスポートには 普通のビザ 何の変わりも無い 
既に24時で街中行きのバスも無くなっている もうタクシーを使うしかない
仕方なく タクシーに値段を聞くと 噂どおりのぼったくり振り 
そんなタクシードライバーを無視して 違うドライバーへ 次から次へと 
ぼったくり この国はぼったくり天国なのだ まー仕方ない 
しかし 疲労とは裏腹に 粘る 相場は旅人から聞いている 
深夜料金なんて そんなもの関係ない 聞いた値段で言うと 
かなり しぶしぶ 乗せてくれる しかし まだ人を乗せようとするので 
降りると ドライバー焦る で無事に街中に 走り出した タクシーは 
深夜のカイロの街を暴走 まー 無事に宿に到着

エジプトと言うより イスラム圏はテロを除き治安は良い 

しかも 教えで旅人にはやさしくする と言うものがあるようで

予想以上に皆良い人だった
マダガスカルでのんびりせざる負えなかった分 
ここにしわ寄せが回ってきた 365日24時間休みが無い
この旅でも かなり厳しい 状態へと 進むのであった 
過酷を克服せよ 先に見えるものが必ずある
宿に到着し 情報を収集しやっとベットに入れたのが4時
(その時隣に寝てたかっちゃん とシリアまで生活を共にする事になる) 
しかし 次の日から シリアビザを取るため過酷に動く事になる 
まずは 9時から日本大使館でレター作成
(翌日受け取りが金土曜が休みの為 2日間待つことに) その足で 
エジプトビザ延長(シリアは6ヶ月以上の滞在者のみビザを発給する為) 
受け取りは2時間後 まずは 飯を食い 宿に帰り 情報収集 
すぐに パスポートを受け取りに行く 睡眠不足 と戦いながら
全くわからない地域を歩く この放心状態 わかってもらいたい 
フラフラになり 宿に帰り 洗濯 情報収集 次の日の ギザのピラミッド
博物館の情報収集 機材の整備 死にそうだ 
しかし 止まったら そこで計画終了  戦え自分自身と
次の日朝から 博物館とギザのピラミッド 予想外にも 
ギザのピラミッドはカイロの街の近くにあり 驚く 遠くから見える
そのピラミッドに 心を奪われつつ 到着 まずは お約束の 
すげー 連発 それで良い それくらいインパクトが無ければ来た意味がない 
なんと 2時間も見学時間が無い 16時にゲートが閉まるって 一体どういうことだ? 
でも撮影するしかない どんな状態でも撮影を考える これこの旅の目標 
しかし 疲労していると 意欲を失う しかし 目標物を目の前に帰る訳にはいかない 
やるしかねーんだ
様々な角度から ピラミッドを撮影する もはや観光では無く 
撮影だ 撮影のためにここに居る そして 見るもの全ては ファインダーから
Dの世界 それで良い それ位 意欲がわかなければ 
ここまで来た理由がわからない  歩き 撮影 歩き 撮影 を繰り返し 
リミットの16時 ラクダに乗った警察に追いやられながらも 撮影し ゲートに向う
何と スフィンクスは時間切れ?? と思いきや 無理やり進入し 撮影 
成せばなる 気合で押し切れ
しかし スフィンクス 修復中にて 足場があり 少々がっかり 
しかし 撮影 でゲートを出て 目の前の ケンタッキーとピザハットのビルへ 
そこの3階から見える ピラミッドは かなり良い 夕日を撮影 ビデオも回す 
これにて ギザのピラミッド終了 宿に帰り 早速 データー管理 
しかし 次の日の朝から行く 屈折ピラミッド 赤のピラミッド 階段ピラミッド 
の準備(人集め 情報収集など)で時間が失われる 
それを補う為に 夜起きて 処理  分単位で動き続けろ自分
頭から火が出そうな程 の忙しさ しかし 睡眠も取らなくてはならない 
自分の高速化 要領の良さ を総動員するしかない
朝は早い タクシーを5人でチャーターし出発 目指す場所は 
ここカイロに来るまで 聞いた事も無かった ピラミッド
しかし 進められ行く こういうのが 一番感動する 映像でも見たことが無い 
突拍子も無い 外見 風景 階段ピラミッド しかり 屈折ピラミッド 
その形は今まで見たことも無い 映像で自分を迎えてくれた
イメージが違うものが来ると 感動する 
既にTVや雑誌で見ているものは やはり感動が薄い
しかも 入場料のみで 赤のピラミッド内部まで行ける お得で 
さらに感動 言う事なし 宿に帰り 再び 今から行く 国々の情報収集 
データー処理 に追われる 次の日 やっと休み明けから回復した 
日本大使館へ行き レターを受け取り そのまま シリア大使館へ 無事に
申請が終わり 受け取りのみとなった もう1日も無駄に出来ない 
現状予定は自分で作り そして 遂行する 
バフレイア オアシスに次の日の早朝行くのであった...
 
朝早 ローカルバスに乗り バフレイアオアシスの近くの町に到着
早速 客引きに捕まる ここの客引きは お互いをけなし合ってる
何だか今までに無い感じだ ここは嘘をついてる だから俺を信じてくれ
皆同じ事を言う うーん 誰も信じてませんけど 取りあえず 1人に着いて行く
後2人来るはずだ そうしたら150エジプトポンドだ 
でもそんな事を言ってる暇は無い 共にカイロから向かった人と共に
チャーターする事に2人で各215ポンドで手を打つ 決まれば早い
すぐに出発 この日は珍しく 砂漠に雨 不思議な感じだ
晴れたら 夜空が綺麗だろうな と思っていたら 本当に天気が徐々に
回復 黒砂漠を見る頃には 青空もちらほら見えるようになっていた
黒砂漠とは 黒い石が(何なのかはわからないが(溶岩?))が至る所に
落ちていて それが黒く見え 黒砂漠と言われる 
自分達が想像する さらさらの砂だけでできているのが 砂漠では無い
荒野を砂漠と呼ぶことが多いようだ 
続いて クリスタルマウンテンへ 全く何の事かわからなかったが 行ってみて
驚いた 全部がクリスタルでできている もちろん全部天然 石屋に置いてある
ようなでかいクリスタルも何本か見つけられた がほとんどは小さくちょっと触ると
砕けてしまう そんなクリスタル これまた 初めての映像で予想以上に感動した
だんだん 日も落ち始め 宿泊地の白砂漠へ ここは 石灰質でできている砂漠で
本当に白く見える 久々にウユニ塩湖(ボリビア)を思い出した なぜここに石灰が
と言う感じの場所に突如現れる 白い地帯 不思議だ
今日の宿は砂漠の上 ドライバー兼 ガイド兼 シェフ がマットや布団を敷き
料理を始める そして 出てきた 水タバコ 始めこの水タバコを見たとき
確実にマリファナを吸ってる と思った がこれが中東のタバコなのだ
無知は本当にいかん と反省 料理をしている間 タバコを吸ったり 水タバコを
吸ったり と砂漠の夜を満喫 ご飯を食べ すぐに眠りについてしまった
この時横になりながら 眺めた夜空は綺麗だった...
朝早く起きて ちょっと撮影し 朝食を食べたら すぐに出発 昼の便で
カイロに帰るチケットがあるので 朝早く行かないと間に合わない 
途中 温泉に軽く入り そのまま バスに乗り込み カイロへ あっという間に 
カイロに帰っていった 
次の日朝シリア大使館で無事にパスポートを受け取り 夜の便でアスワンに向かう
電車は学生証で結構安くなる 是非どっかで学生になろう 到着し 次の日朝3時からの
アブシンベルツアーに申し込む でその帰ってきた足で ルクソールに向かうチケットを
手に入れる 全く休む暇も ゆっくり飯食う暇も無い でもこのペースで行かないと…
疲労が蓄積してるのは明白 この頃から ヨーロッパ最北端 ノールカップへ行き
達成する その達成と言う2文字だけで自分が動いてる 動ける そんな気がした
朝3時に出発 当たり前だが眠い 外の暗闇に引き込まれるように寝る と思いきや
寝れない 夜空を眺めながら ふと旅を振り返り始めていた...
夜明けをこんなにじっくり見たのはいつ振りだろうか?何故か妙に感動した
アブシンベルでは 流石にサイズの大きさに驚いた 
壁画は修復なのか レプリカなのか オリジナルなのか 
全くわからないけど これぞエジプト と言う感じだった
写真を見れば あーこれ見たことある と言った建造物だろう 
イシス神殿(結構好きだった)に船で渡って行ったり 結構満足な1日ツアー 
そのまま ちょこちょこ寄り道しつつ アスワンに 夕方ルクソールに向かう
電車は相変わらず快適で安い これを使わない手は無い
ルクソールに到着すると 宿の客引きが来る まー情報ノートに書いてあった
宿へ フリーピックアップはすごく助かる 再びツアーへ
ここでは王家の墓を見に行き カルナック神殿を見て 再び移動
ここにきてだいぶ 見る神殿やら遺跡が同じに見えてきた 
次に向かったのは エジプトリゾート ダハブ 多くの旅人からダハブは良いよ
と聞いていたし ダイビングが安いと聞いていた 早速荷物を担いだまま
噂のディープブルー(ダイビングショップ)へ行く たこさんが温かく迎えてくれた
久々ののんびりした空気 と環境に 今までの疲労を癒したくなった
結構良いペースで来てて2日ほど予定よりも早かったので ダイビングのライセンス
のレベルを上げることにした 相当体は疲労していたが たこさんの提案により
シュノーケリングにそのまま行くことに ここで ケニアで一緒だった のりさん やまさん
と再開 ここからトルコまで かっちゃん含め4人で移動することになった
旅は道ずれだ
ダハブの海は美しく 疲れた体には優しかった
次の日から早速ダイビングの講習 とは言うもののダイビングをメインに知識を
付けていく感じなので 面白い 普通に楽しめる 
写真と激しい移動 旅を忘れ 無重力と青の世界にいた
講習最終日 午後に講習が終わり 飯を食って その足でシナイ山へ
ここは モーゼの10戒の舞台 −30メートル〜シナイ山山頂へ
しかも夜通し歩き続ける 疲労のピークだった 山頂はと言うより
この周辺は予想以上に寒かった かなりの防寒対策が必要だ
エジプトと言うと寒いイメージが無いかもしれないが ここは相当寒い
 
まー何だかんだで無事に全てが進み エジプトを出て ヨルダンへ向かう
結局ダハブでもゆっくりできなかった… 休息したい…



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