さらば中米 キトヘ
まー 無事に(?)中米を終えとは言うもののグアテマラ ベリーズのみなんだけど...
というのも出会う旅人ほぼ全員 中米は危険だし 見どころは少ない と言う 
だったら南米に時間をかけたい と言う事で グアテマラから一気に南米キトに飛ぶ事に 
パナマから飛ぶのも グアテマラから飛ぶのもたいして 値段は変わらないらしい 
300US$ちょい まー考えてたより 安かったので良かった 
グアテマラ  - パナマ - キト のフライト バスに比べれば全く問題のない時間だ 
キトにつく頃には既に夜 キトの町は思っていたより ライトアップされて
今までに見た事が無い程美しい夜景を飛行機の上から眺めたのであった
 
 
赤道直下
キトから22キロ北に赤道がある そこに行くのだが ここで初めて知ったが 
赤道が2つある   は? と思うだろうが 本当に2つある 本物と偽物 
しかも偽物の方がでかく作られてるから驚き 取りあえず バスに乗り継ぎ 
赤道本物へ 何でも元々は偽物の方が 本物として扱われていたらしいのだが
最近のGPSの技術の進化により 違う場所が本当の赤道とわかったらしい 
が時既に遅し すでにでかい建物を 立ててしまっていたらしい 本物の赤道では
ガイド(英語 スペイン語のみ)も着くし 様々な実験もしてくれる
水を流した時 赤道上では 渦を巻かない がちょっと赤道からずれるだけで 
渦を巻くのだ しかも北半球と南半球で巻きが逆になる 
すげー 生卵も簡単に釘の上に立つ 体重が重力の関係で 軽くなるらしい
何だか良くわからないけど 赤道ってすげーな 
ポイント000 何が000なのか今はわからないけど
日本に帰国してから調べよう  その後 取りあえず偽物に行った 
さすがにここでは実験はできない なんせ赤道ではないのだから
見た目は凄い が しかし知っている以上 ただの記念碑にしか見えない 
しかも下に引かれた 赤道ラインは 何の意味も持っていない 微妙な感じだ 
しかもガイドブックに載っている所が偽物だから たまったものじゃない
皆様キト近くの赤道に行くときは 本物に行きましょう... 
 
貧乏人のエベレスト チンボラソ山
目指すは地球の中心から最も遠い チンボラソ山(6310M)その為の布石として 
キトの近くにある ピチンチャ山4800M 喫煙山岳隊 3名 まもるさん 一平 俺の3人で向かう 
皆喫煙者 B型 何かあるこの3人 ケブルカーで4100Mまで向かう 空気は薄い 先は長い 
まもるさんは かなりの強者で かなりハイペースで僕らを引っ張ってくれた
すげータフマン で一平はと言えば 高校時日本国体山岳選手 皆強者 俺はと言えば 
只のへたれパッカー でも付いて行くしか無い 無理矢理登る 呼吸は危険 呼吸困難手前 
でも何とかペースを落としてもらい 何とか登る 久々の高山にちょっと参ったが何とか 
登頂 4800M制覇 しかし山頂に着くや否や 霧に襲われ 凍えるような寒さしかし 
体内ヘモグロビンの作成の為1時間程 山頂でくつろぐ やはり少し体がふらつくが
これもヘモグロビンが作成されているから と捉え タバコを一服 
うーん こんな環境でもタバコを吸うなんて さすが 喫煙山岳隊 タフマンぞろい 
普通の登山者よりタフなのは間違いない が ここらでタバコを止めないと
チンボラソ山には登れない と言う事はわかってるが 帰宅して皆で一服 さすがだ 
皆疲労困憊 一平はアマゾン行きを決意し チンボラソ山行きから戦線離脱 
まもるさんと共に チンボラソ山 に向かう事になった さてどうなる事か 予
想は8:2で登頂不可 あとは運と気力と体調に全てをゆだね キトを去るのであった 
リオバンバに着き 旅行会社に申し込む もう行くしか無い 体は何処まで持つのか? 
不安は尽きず やはりタバコ 朝9時半スタート まずは4800Mにある山小屋へ車で行く 
何でも 一番近いルートは落石で危険と言う事で 1時間遠いルートでスタートする事に 
22時起床23時出発 起きた瞬間に嫌な予感 高山病の症状の頭痛 しかも痛みは半端じゃない 
来た時は平気だったのだが... そして 全く食べれない
症状は6時間後位に来るらしい と言う事で  ここで断念する事も考えざる終えない 
そんな状況だった が取りあえず行ける所まで行く と言う事で ヘッドライトで歩き出す 
既に4800M 高山病 と言う事もあって 息は速攻で切れる ガイドは 全く
息が切れていない さすが まもるさんも 元気そのもの ヤバいのは俺だけ... 
息が切れて皆止まり を4回ぐらい繰り返し さすがに迷惑をかけてはいけない 
と言う事で まもるさんと もう一人のガイドに先に行ってもらう事に
ガイドとゆっくり登る が こんなに急な山は登った事が無い 
ザイルでガイドと繋がれ歩くが すぐに疲れる 何度も 頭は平気か 大丈夫か? 
と聞かれたが 平気だと答える いつも瞳孔をチェックされた でヤバい急な所で
何度も滑ってこけていた時 ガイドに言われた 山は重要じゃない 命が重要だ 
その一言に下山が決定した 既に 足下はおぼつかない 頭痛もある 意識もぶっ飛びそうだ 
でもまだ意識はしっかりしてる でも俺はここで死ぬ訳には行かない 
この先には まだ氷の斜面が待っている 葛藤する事無く 下山
こんな軟弱パッカーが 高地順応 トレーニング無しに 登ろうなんて なめた話しだ 
当たり前の結果かもしれない 高山病が無かったら 登れていたかもと言う 
僅かな後悔はあるが これで良かったのではないだろうか 
ついでにガイドに言われた事 タバコはやはり体力が落ちると言う事 
ここらで 喫煙山岳隊を卒業しなければな... で深夜の急斜面をガイドと下って行った訳だが 
ここでも ガイドが道を間違え 訳の分からぬ道を進む 石を置いて 道を作って行く 
でやっとロッジに帰って来た時には4時近かった 俺の体力は限界 高山病のおかげで
飯も食えなかった 久々に もう限界です の感じ 次のアコンカグア(7000M)に向けて 
禁煙 トレーニングに 励もうと思う 日々だった 次は登るぞ で朝起きたら また激しい頭痛 
やはり登らなくて正解だったと思う瞬間だった 下山すれば すぐに治る 恐るべし高山病  
共に向かった まもるさんは見事登頂 喫煙者でもトレーニング 高地順応
によってなせる技だ とつくづく 自分の無力さを憎んだ 
もう吸わない もうさぼらない もうなめない 次へ進め 
 
ガラパゴス
エクアドルから飛行機で1時間半の所にある ガラパゴス諸島 
動植物が独特の進化を遂げ続けている そんなうたい文句を聞いて 行こうと思った 
しかし相変わらず 予定が無いので 取りあえずリオバンバでチンボラソに敗れて 
速攻で次の日にグアヤキルまで移動 一気に海岸沿いまで3000Mを下る 
呼吸はと言うより 酸素の味を感じるそんな気がした 体が軽い 荷物は重いはずだが軽い
酸素のありがたみを感じながら 宿を取り 速攻で町に出て 情報収集 
まずは日本人経営のツアー会社へ おっと 日本人経営なだけで 言語はスペイン語ですか? 
と言う事で 詳細を聞いただけですぐに去る 時間をつぶすつもりは無い 
一件の旅行会社にたどり着いた時 驚くべき事が 航空券は294.44$のはずなのに
なんと290$だと言う まー安いにこした事は無い訳で 即決 TCで支払いを済ませる 
しかも空港までの 送り付きだと言う 多少の不安はある 安い上に 送り付きなんて 
普通に考えたらあり得ない 1時間後に来い と言う事で クルーズをする為の現金$をゲットすべし 
と言う事で 銀行へ... TCは両替できない の一言で 何処の銀行も終わる 
しかし 両替できる銀行があるとの情報も 行ってみると 何軒もありわからない
最終的に 銀行をたらい回しにされた上に TCを両替する事はできなかった 
がこのご時世 ここで終わらない ワールドキャシュの出番だ 
ガイドブックには1日100$までしか引き出せないと書いてあったが ガッツリ引き出せた
これで ガラパゴスに行ける と言う事で さっきのツアー会社に戻り 
チケットゲット しかも値段表示は294.44$ 意味が分からないが 
まー良いや 荷物が多いので預かってもらう為に 宿に帰り 荷物をまとめて 持って行く
何だかんだでこの日は 同じ道を行ったり来たり すげー歩いた 疲れた 
早朝 バンが迎えに来た 行けるな と確信 結局行けた訳だが 
未だに290$の謎は解けない 普通じゃ考えられない
ガラパゴスに着くと客引き(クルーズの)が大量にいると思っていた俺が阿呆だった 
意外に普通に誰も声をかけてこない これは予想外 参った 取りあえず 
町の桟橋まで行く と英語で話しかけて来た人が ツアーに行きたいんだけど...
丁度一席空いてる ガイドに聞いてみるとの事 この人は只の島民だったんだが 
すげーいい人だった 結局 いきなりクルーズを開始できる事に 720$払い 
7泊8日のツアーに 思ったより順調に事が運んだ
しかし このガイドがくせ者で 後で様々なトラブルを持ってくるのだった...
何はともあれクルーズに参加できる事になった訳だが いかんせん天気が悪い 
しかも始めの4日間ずっと悪かった 写真を撮る上では致命的だった が天気を待つ程 
時間にも金にも余裕は無い 仕方ない どうにもならない事もあると言う事だ
4日目の夜 くせ者ガイドは いきなり 明日船を変われと言い出した 
同じルートだから とか お前は一番最後に 乗り込んだからだとか いい訳ばかり 
しかも変わる理由が ダブルブッキングによる ガイドやツアー会社のミス
取りあえず 仕方ないので承知 船を移る事に 聞く所によると 船のランクが下がるらしい 
値段はもちろん安い船だ これは黙っていられない 
日本人だからってなめられる訳にはいかない とディスカウントの請求 40$バックを請求
まー普通にツアー会社通したら このツアーでも800$は軽く超えるけど 
引き下がらず言う とガイドは折れた しかし謝らない いきなり変われと言われ 
値段が安い事も言わず さも良い事をしてやったばりの反応に かなり腹が立っていた
しかも最終日に返すとの事 怪しすぎる 怪しいぞ 
まー そのガイドは他の乗客皆から嫌われていたので皆味方してくれた
時間にルーズ 予定はクルーズなのにほぼ未定 言動は適当 それは嫌われる 
結局最終日に20$しか払わず 直でオーナーに 言っても払わず 
しかし 同乗の皆が助けてくれて オーナーしぶしぶ払い 680$でクルーズを終えた 
これは全員だが 入島100$は高いぞ 
 
さておき ガラパゴスの自然は 凄い 見た事も無い 動植物 訳の分からない色をした動物 
ここでその色は...凄いぞ 凄すぎる 海イグアナを見たのも初めて
味わった事の無い 感覚に襲われた これがダーウィンが進化論を唱えた島なのだ 
アザラシは毎日にように見れる しかも人間が近づいても 関係ありません 
みたいな感じで ほぼ寝てる たまに威嚇してくるけど...
軍艦鳥 亀(巨大すぎる) 多々鳥 陸イグアナ 海イグアナ 火山 美しい海 
サメ エイ 多々魚 ペンギン 美しい 写真は天気のせいにしたく無いが 
やはり天気が悪い日は 良く無い 青空好きです まー 写真を見てもらえば 
何を見たか感じたか わかってもらえると思う 8日の全てを書き尽くしたらきりがないので 
簡単に書くとこんな感じ クルーズは始めの船は 結構飯がうまかった ホットシャワーが出た 
が ガイドがくせ者 部屋がやたら臭い 次の船は 飯はまあまあ 水シャワー ガイドが良い 
部屋も良い まートータルして かなり毎日動き 飯を食いシュノーケリング
(水温は赤道直下だが 寒流の為10月頭で19℃ちょい位)健康な生活を送っていた 
英語がメインだったが やはり あまりついて行けない現状に自分の語学力の無さを再び痛感 
しかし最善は尽くし皆で酒を飲んだり 話したりした でもやっぱり 英語だけだと疲れる
8日で大体の見所は押さえ 独特な動植物の写真を押さえられたと思う 
短期間でクルーズに乗れ 時間と金 写真 動画をうまい事できたと思ってる 
船は結構揺れる ので 車酔い 船酔いの激しい人は 必ず薬を持参の事 
俺は全く問題無い 無かった? いや ちょっと 体がふらついてた...
 


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