トゥルム〜フローレス
朝6時起床 目指すは8KM離れた トゥルムセントロにあるバスターミナル 
朝早いしここは幹線道路から少し離れててタクシーはつかまらない と言う事で 
前日にタクシーの運転手に7時に来てくれと言う約束をしておいた
さすがに仕事だから 遅れる事は無いだろう と朝7時 に待っていたが 
来ない これがラテンののりなのか 流石にこんなのりは要らない 
タクシーが無いと言う事は 歩くしか無い 歩いてる途中でたまたまタクシーが来たら
乗ろうそんな考えで 歩き出した 普通に8キロ歩いたら 2時間 しかし35キロを担いでだったら 
3時間近くかかる確実にバスに間に合わない 焦る気持ち一杯で 一人で歩き出した 
やばい これはやばいぞ とか独り言を言いながら進む と目の前から逆方向に 
一台の車が 確実にタクシーではない しかも逆方向 駄目だな と思って歩いてると
止まった 英語だしかも白人 バス停に行きたいのだが タクシーが無いんだ と言うと 
乗れとの事 これはついてる 早速乗り込み Uターン 向かうはセントロのバス停 
つくづく英語が話せるようになって良かった 彼は イギリスから来た 証券マンで 
休暇中で車を借りて でも夜時差で寝れなくて走ってたらしい つくづく運の良さに感謝だ
あっという間にバス停についた しかも 金を渡そうとしたら 要らないって 
そのおかげで飯を食う事ができたんだけど 意外に早すぎて 困ってしまう程の時間だった 
まー 待つのは慣れてる 向かうはベリーズとの国境 
無難に4時間位で着く さてどうするか と考えてるや否や ベリーズシティーの声が聞こえ乗り込む
運が良すぎる と思ったが やはりそんなにうまく行くものじゃない 国境にたどり着き 
出国 ここまでは良かったんだ こっからが悲惨だった 他のツーリストは 
ベリーズビザが要らないらしく 速攻でスタンプを押してもらって入国
しかし 日本人はビザが必要 しかも50US$と高い 写真も1枚必要 
周りのツーリストがどんどん通過して行く 俺は 取り残され 嫌な予感がし始めていた 
バスが俺を待ってるのか? しかもイミグレーションの人はパスポートを持って ちょっと5分待てとの事
で違う部屋に行ってしまった... 嫌な予感膨張 帰って来て さらに色々聞かれ やっとこさ
ビザゲット 入国 次にカスタマー これも無事終了 でバスに向かったのだが
漫画に描いた様なシナリオ通り 乗ってたバスはいない やられたーベリーズシティー
までの金は払ってるのに 置いて行きやがった でも怒りはあまり激しく無かった 
冷静に次の行動に移る 人に聞きまくり 取りあえず コロザルと言う街まで行ってそっから 
バスに乗り換えるらしい 待つ事10分位 乗り合いバス登場 乗り込みコロザルへ 無難にこなす 
でバスターミナルで降り シティー行きのバスのチケット購入 しかし 時間も違うし
半券がちぎれてるし こんなんで良いもんか? と思いながら 30分程待つ 
トゥルムからほとんど飯も食わず来て 疲れて でも移動するしか無かった 
古いアメリカのスクールバスを改造したような バス 各駅停車(人がいれば止まり乗せる方式)
人が降りると言えば止まる そんなこんなで シティーに着いた時にはもう16時過ぎ 
まだ今日は終われない 乗り継ぎ 国境の側の街まで行く事に ここでもブリトー1個しか食えず 
乗り継ぐ バスが出発して間もなく 日が暮れ始め 不安は膨張して行く 
やはり国境に夜着くのは良い気分じゃない しかも大抵国境近辺は治安が悪い でも行くしか無い
で着いた時には19時過ぎ バスはさらに国境の側まで行く事がわかり 運転手に交渉して進む 
で国境まであと僅かで バスの終着点 運転手がいい人でタクシーの人に国境までと伝えてくれ 
無事にタクシーに乗り込む が国境に着いても そっからグアテマラに着いても 
そっからバスが無かったら これまた問題 タクシーの運転手は最終バスが20時だと言っていた
もう時間が無いじゃないの 既に19時45分 速攻で出入国するしかない 取りあえず 
ベリーズを難なく抜ける が何枚ものドアに阻まれ 行き先がわからず 迷って 出国 
で次は入国 俺が出国したのを見て大勢集まる 1人のタクシー運転手は もうバスが無いから 
タクシーで50US$で連れってってやる と良い 他のやつも色々 
取りあえず闇両替で金を手に入れる やはり国境はレートが悪い が変えるしか無い 
でまだタクシー運転手が着いて来る もうバスは無い どうするつもりだ みたいな感じ 
でも 20時まであと5分 入国審査も2分で済ませ 賄賂もしっかり 10Q取られ 入国 
走ってすぐ目の前にある橋を渡る でもバスは見えない やはり無いのか? タクシー運転手
しつこくつきまとう が 橋の途中辺りで バス発見 30KGを担いで猛ダッシュ その辺りにいる人に 
走りながら確認 これだ これでフローレスまで行けるんだ 速攻でバスに荷物を積み込み 
乗り込むと出発 危機一髪 バスに乗り込むと 一気に疲れが でも寝る訳には行かない 
こらえて ガイドを読む フローレスは島で 安宿は違う場所と言うより
バスの終点だと言う事に気づく うーん ぎりぎりだ で23時前バス停に着く 
ガイドブックによれば すぐ近くにあるはずだ 死にそうに疲労してるがホテルまで行くしかない 
目的のホテルは何処だ とタクシー運転手や 客引きに聞くと 思っているのと
違う方向を皆指差す しかも遠い と言う こいつらグルになりやがって と始めは思ったが 
誰に聞いても同じ事を言う 取りあえず 歩き出す 何となくタクシーを使う気にはなれなかった 
もしや バス停の場所が変わったのか? 正しかった ガイドブックは間違ってた 
6ブロック位行くと目的のホテル 暗い道を良く疲労した体で歩いたもんだ
飯を食う気力も無く 速攻で寝る 
 
ティカル
フローレスに着いたのは深夜11時 やっとこさ暗い道を歩き宿に到着速攻で寝る
朝6時誰かがシャワーを浴びる音で起きる 体はかなり疲労してるが 動く と言う事で
早速ティカル遺跡行きを決定 7時のシャトルバスで向かう 
飯もろくに食わず 水だけで出発 体はどんどん衰弱しているのが自覚症状で確認できた 
でも歩くしか無い 遺跡に着き 地図を見たとたん ここの遺跡のでかさに気づく 
まずい 今までのどこよりもでかい フラフラだが歩き出した もう体が悲鳴を上げてる
でも行くしか無い 気力だけで ティカル遺跡をまわった 
他の遺跡とちょっと形が違うし点在してあるためかなり でかい文明があったと考えられる 
それとジャングルみたいな所を歩いて行くので 何だかトレッキングをしている感じで
気持ちかった 暑さと疲労 栄養不足で歩き続けた4時間 倒れるかと思った 
フローレスに戻り バスの時間を調べに行く レストラン発見 やっとこさ飯を食う事に成功 
でも食えない 胃が小さくなっているのだろう できるだけ食い バスの時刻を調べた            
 
フローレス〜パナハッチェル
予定変更は意外にもあっさりだった バスの時刻が22時30分 
グアテマラシティーに着くのが早朝になる それだけの理由で変更 
元々次の日の朝出発して夕方乗り換えてパナハッチェルに向かう予定だったが
別に良いか 体はもうかなり限界に近い事はわかっていた キューバを出て以来 
メキシコ2泊 ベリーズ通過 その日の深夜にフローレス そして朝7時からティカル 
帰って夜行でパナハッチェル 明らかに厳しい日程 
しかも飯を食う暇すら無くメキシコから来ていた為 クッキーくらいしか食ってない 
ついでにバスに乗りすぎて 気持ち悪くて食えない でもティカルに行った 
体が悲鳴を上げてるのがわかる 久々に目眩がした でも進むしか無いんだ 
誕生日は安全なそしてゆっくりできるパナハッチェルの村岡邸に行きたかったんだ
そんなんで 夜行バスに乗り込む ここでも予定変更 
誕生日なので22時発1stクラスバスに 快適だった が映画がやってって 
死にそうに目をしょぼしょぼさせながら スピードを見てしまった... 
で寝たのは12時30分 で到着したのは予想以上に早く早朝5時 周りは暗い 
悪名高きグアテマラシティー あまりにも暗い時に歩くのは危険だ
取りあえず どっからバスに乗れるか聞いたら 教えてくれて 朝6時まで待て 
そうしないと撃たれる もしくは襲われる との事 現地人がここまで言うのだからヤバい 
と言う事で 6時になり明るくなったら出発 がここはケチャップ強盗と言うのもあって 
ケチャップをかけといて 他の人が来て 汚れてるよと良い 荷物を降ろしたら
数人が来て 荷物を奪って行くと言う まーさすがに俺は無いだろ... 
順調にバス停に向かう が突然後ろから 水分を感じた
もしや 来たな ケチャップ強盗 明らかに2人の男の顔は確認 
まー気にせず前進 来た来た今度は若い女だ 汚れてますよ
マニュアル通りだ 良いんだ別に と言って 再び歩き出す 
しかも この女バス停で俺の前を歩いてた すでにバス停から狙われてたと言う事か 
こいつら 用意周到だ 狙った獲物は逃がさないタイプ でも俺は 狙われたら交すタイプ 
戦いの火花が散り始めた 気づかず バス停に向けて歩く バスを発見 しかし 7時出発だと言う
タバコでも吸って おっと 再び3人が現れる 気づかぬふりして タバコを吸ったが近づいて来た 
もー勘弁してよ 奴らは 時間見たりこちらを見たり 明らかにこっちは気づいてるって言うの 
鈍すぎる 鈍いぞケチャップ強盗俺はそこまで阿呆じゃないんだ 
で荷物を再び担ぎふらふら さすがに... マジですか 着いて来る がその時バスの声が
パナハッチェル 救われた しかも6時30分 早い 良いぞ と言う事で バスの上に荷物を置き...
上に上ったら 出発 おー 乗客屋根の上にいます と言う事で 荷物をくくり付け 走るバスだが
はしごで下におり窓から 乗り込む  何にしても俺の勝ちだ 俺をなめんなよ! 
バス... これもまた事件が 何十人もの人が座っていて 俺も座れた訳だが
乗り込んで来る人数が半端じゃない 恐らく100人は超えてえるだろう 
2人がけのシートには6人 まー子供も含むが 厳しい これはかなり厳しい 
疲れた体に鞭を打ち込まれ続けてる... しかも通路には
埼京線以上に詰め込まれた人々 これは窒息死します 
しかも 途中バスが事故ってる姿を2度見た 1個は大破
それもそのはず やたら飛ばす 店員オーバーなんて当たり前 
何でも運転手と助手でバスをリースしてるらしく 回転を上げたいから 飛ばす 乗
せるとの事だ それは事故るに決まってる まー結局事故は無かったが
俺が事故だった シティー到着から4時間位 トイレに行きたかった 始めは尿意 で
糞意 下痢だ 限界を感じ人を押しのけ 助手に伝える あとちょっとでトイレだ と言う事 
おー 我慢できん 何とか 我慢 まだか まだか この時間程長く感じる事は無い 
やっと小さな街が 降りる 当たり前だが バスは行ってしまう そんな事はどうでも良い 
トイレに駆け込む やっとこさの爽快感 地獄から天国へ
再び違うバスを探し 乗り込む 乗り込む でやっとパナハッチェルへ 
体はもうフラフラ気力だけで35KG の荷物を運び やっとこさ 村岡邸へ 
ここは中米のオアシスだ 心身共にボロボロの俺をやさしく包み込んでくれた
ここのホストは本当に心底いい人で 快適で 日本に帰国した感じがした 
日本食 風呂 洗濯 インターネット 精神は生き返った 寝ればもう完全回復だ  
3日間泊まり だいぶ回復 その間にした事は 湖の天然温泉に2回
行ったのみ まー そこで出会った亜紀さんがバイオリンの生演奏を湖のほとりでやり 
それをビデオで撮影 編集にかなりの時間を使った まー ゆっくりとした時間を過ごした
メキシコシティーで会ったこばさんの誕生日が9月13日 自分の誕生日が9月12日
と言うことで 13日に合同誕生日会でした 祝25歳!!
 
 
アンテグア アグア火山 山賊に襲われる
アンティグアの日本人宿から見えているアグア火山 見た目は奇麗だったが 
登山はいろんな意味で厳しい まずは標高 3800M位富士山と同じような感じだ
後は山賊 情報ノートにも山賊が出るから気を付けて みたいな事は書いてあったのだが 
まー登ってみようかなと思い 行った 一応わずかな現金とコンパクトカメラ
ゴアテックス上下 食料持参 登りはじめは 結構ヤバそうな細い道を進んでいく 
鉈を持った人が仕事に向かっていくのを見て こいつか こいつが強盗か? 
と常に疑いを持ちつつ登った ちょうど30分位登った時に 曲がり道から3人の山賊が
まだ町にも近いし 決して登山をしていたとは言えない状況だった 
言ってみれば町の中のはずれだ 鉈を1人1本 銃を1丁 さすがに歯向かえない 

ハンズアップとりあえず持ってる金を出す50
Q(750円位) 
で鞄を取られ コンパクトカメラ 周辺機器 ゴアテックス上下 帽子を取られ 終了
鞄と食料は返してくれた さらに  去り際に バス代返してくれと言ったら5Q返してくれた 
カメラとゴアテックス上下 帽子を盗まれたのは痛いけど 

決して悪意のある風には見えない 
 本当だったら殺して全部持っていけば良い
畑仕事では食っていけずやむ終えずやってる と言う感じだ 
その証拠に山賊は結構びくびくしてた もちろん俺はもっとびくびくしてたけど
食料も水も5Qも返してくれたし 何だか憎むに憎めない山賊だ...
入山料を払う場所が無く本当は25Q払わなくてはいけなかった 
丁度山賊にお支払いと言う感じだろうか 盗難保険で 後は何とか処理できるだろう 
処理できるだろうか... 30分で襲われてしまったので 精神的に参ったが 
ここで 登頂しなかったら何だか納得いかないと言う事で 山頂まで上り詰める 
思ったより きつい なめてる 俺はいつも 山や自然を甘く見てる ゴアテックスを盗まれたせいで 
服が濡れる 激しい霧で道に迷う 酸欠ですぐに止まる 相変わらずの無力だ 
しかし時間をかけてでも上り詰めた しかしカメラを持っていたとしても 霧しか写せなかっただろう
持っていかなければ良かった... 後の祭りだ まーこうして無事に下山できると思いきや 
今度は遭難 30分程深い霧の中で 崖を降り登り 泣きそうになりながら 本当にもう駄目かな 
とか良いながら歩き続ける 結局間違った道を引き返す事に 激しい壁を登るのは厳しい 
がこのまま進んだら おそらく 本当の遭難になってしまう と言う事で 引き返し 何とか登山道まで
たどり着け 後は テンションが上がって来て走って下山 速攻で警察に行き盗難証明をもらうのであった 
これにてアグア火山無事に(?)下山 中米の最後に今となれば笑い話ができて良かった 南米に進む


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