ロシア

アウシュビッツを後にしさらに北上 そして

ロシアビザが世界中で最も早いと言われる町

リトアニアのビリニュスへ 到着したのは早朝

天気は良いが 一気に気温が下がったのに気づく

それだけ北上したと言うことだろう 

東欧では無く 北欧でも無く バルト3国のひとつ

ちょっと人の雰囲気も変わった感じを受けた

YHに駆け込むが 予約なしには… と言う答えに

ひたすら 歩き続け丘の上にあるYHへ 何だかんだで

部屋に入れるまで バス停に到着してから4時間もかかった

寒いとは言っても 重い荷物を担いでるとかなり汗をかく

あまり洗濯をする時間も無く 服は臭かった

今日は土曜だし 明日も日曜でロシアビザの申請はできない

と言うことで 久々にくつろぎモード 

宿は市外から遠いが安く ネットも無料 落ち着いた

ヨーロッパは東欧しか見ていないが 何処も似た雰囲気

過去の建造物や特徴のあるもの以外は あまり興味が無く

この街はたいしてやることも無かった

飯作って 写真を纏め上げて ちょっと散歩して 回復していく

 

さて2泊して月曜にロシアビザを申請しに行く あれ??

受付窓口(鉄道駅の一番はじにあるカウンター)が閉まってる

何故だ?? と違うカウンターに聞くと な なんと メーデー…

はまった 土日は予想可能だったが 5月1日だったとは 予想外

仕方なく もう一泊して 火曜にビザ申請しに行く

時間が無いので焦った ロシアはあまり言い噂を聞いたことが無いので

余裕を持って 行く予定だったのだが 難しくなった

受付で 申請用紙を書き 写真を渡す あれ?? 反応がおかしい

この写真は駄目だ!! ロシアビザはマット紙の顔写真のみ!

すぐに写真を撮りに行くが やたらと遠い 歩いて1時間かかった

申請を朝しなければ 夕方に取得できず もう一泊せざるをえない

何としても 今日ビザを受け取って 夕方のバスで移動したかった

走って 探し撮影場所に行ったが10時から… 間に合わない

10時までに写真を持って来いと言われていたので 絶望的だった

しかし 諦めず 速攻でバスを乗り継ぎ 申請場所へ 受付のお姉さん

笑顔で お帰り まだ間に合うだって 変に時間にルーズで助かった

その足で 隣にあるバスターミナルへ 電車でもモスクワに行けるのだが

電車だと ベラルーシを通過(ビザが必要)していくか ラトビアまで行き 

乗り継がなくてはならない と言うことで バスで行く

バスも種類があり ベラルーシ経由 とラトビア経由 何度も何度も

確認し ラトビア経由で 行く事に 未知の国 ロシアに遂に行ける

自分の中では最後の難関 やってやる

ロシア入国

バスは出発する 乗務員のお姉さんは英語が話せ 良い人だ

しかし いきなりパスポートを回収され 大丈夫か? と思ったが

よく見ると ロシア語が分からない と言ったからだろうか?

何と 入国書類を記入してくれているではないか ありがたい

深夜 国境に到着 遂に入国 ロシアは入国が結構面倒だと

聞いていたが やっぱり 面倒だった 自分の場合は機材が多いので

それを申請しなければならない もし申請してなくてばれると

没収と言う事態にもなりかねない と聞いていたのでしっかり申請…

と言うより 乗務員のお姉さんが書いてくれたんだけど

カメラ2台 パソコン ビデオ… いくら と聞かれて

少なめに 5000US$位かな とか言ったら 駄目だ

ロシアに持ち込みは3000US$までの商品だ…

と泣く泣く 価値が5分の1位に下がったが まー仕方ない

無事に出国すれば良いだけの話だ 無事入国

朝 モスクワのわけの分からぬ場所で降ろされる

ここでも様々気を使う 派手な服は着ないで 警察を見たら 

逃げるように歩く 現在は改善されたと言われる 警察だが

ちょっと前までは 何かと理由をつけて 賄賂を要求されたと言う

ロシアでは パスポート所持が絶対条件である 忘れないようにしよう

で 地下鉄の駅を発見して いざ向かう 地下通路に入った瞬間

警察に鉢合せる うわー 入国してバス降りていきなりですか・・・

しかも もうひとつの条件 宿のレジストレーションが必要なのだ

入国して 何処にも泊まってないから あるわけが無い いきなり賄賂?

と思いきや すかさず バスのチケットを見せ 説明 セーフ

地下鉄も東京並みに走ってって 意味が分からない

しかし 鉄道マップを手に入れ 目的のYHがある駅まで乗り継いで行く

ロシアの地下鉄は 大江戸線以上に深い そして エレベーターが早い

轟音で動いてる 駅ひとつひとつに 特長があり面白い

駅名はロシア語のみ 読めるはずも無く 絵を照合させるように

文字の形だけで 乗り降りする 何とも原始的なスタイル

乗り換えも 何処が乗り換え口かわからず ひたすら歩く で

乗り換え口を見つけたら どんな記号だったか 覚え次から間違えない

ようにする などなど 頭をフルに使う 

宿にやっと到着し レジストレーションをお願いし やっと落ち着く

宿では英語が通じる 1泊20ユーロ 高い が4人部屋を1人で

使えたので まー良いか 湯船も付いてて 安いビール飲みながら

やたらとくつろいだ

ロシアではネオナチと言って ナチズムとは全く関係ないが

外国人排他組織(スキンヘッド)があり外人が見つかると

ぼこぼこにされるらしい 結構有名な話だが これもびびった

街中には スキンヘッドがいっぱいいるのだ とは言っても

それが 本物のネオナチのスキンヘッドが はげてスキンヘッドか

わからない これが怖い 取り合えず スキンヘッドを見つけ次第

逃げるように歩いていった 何故か見かけたスキンヘッドは皆体格が良い

 

モスクワでやることは2つ クレムリンに入る事 赤の広場を見る事

地下鉄でクレムリンに向かう がゲートは閉まってる 

英語で聞くと 警察の人は クローズ しか言ってくれない 

時間が遅かったからか?? と次の日再びチャレンジする

が 閉まってる もしや? しかし 次の日やっと入れた

一時代前 アメリカのホワイトハウスとロシアのクレムリンで世界を2分した

と聞いた がロシアに来るまでそんな事は知らなかった 無知を再確認…

中は もちろん 入れない場所も多く 入れたのはクレムリンの中の

ロシア正教の協会数個のみ 後はただひたすらに 外見を眺めるだけだ

赤の広場は近くにあり… 閉鎖されてて中には入れないが 

広場を眺めることはできた まー こんな感じで モスクワは終了

 

電車でサンクトペテルブルグに向かう 電車は乗り込んだら速攻で

寝てしまったので記憶はほとんど無い が早朝サンクトペテルブルグに

無事到着 宿に向かうが 予約なしで… いつも通り 予約してなかったので

満員で泊まれず 近くにある宿に行く 

ここでは エルミタージュ博物館(世界4大博物館のひとつ)を見る事のみ

スキンヘッドに襲われない様 警察に捕まらぬよう 細心の注意を払って

行動する ロシアが終われば… 

エルミタージュ博物館は学生証があれば 無料 何ともありがたい

でかい でかすぎる この博物館は 迷路のようだ 絶対に見逃した

部屋がある そんな感じだ ひとつひとつ見てたら1週間はかかりそうだ

時間があったので2日間見に行く が部屋が多すぎて 何処を見たか

それすら分からなくなる 3階に上がる階段も 表示が無く

見逃してしまいそうだ 見るもの全ての美術品が凄いものなのだろう

が 自分にはあまりわわらず ピカソなどもあるのだが あまりにも

無防備なので(絵自体に触ろうと思えば触れてしまう)本当に本物?

と思ってしまう程だ まー 目の保養と言う感じだろう

意外にも面白かったのが 北海道の五稜郭のモデルとなった五稜郭が

ロシアにあったこと その位だろうか…

 

何にしても 精神的に厳しいロシアであった(自分だけかもしれないが)

無事にフィンランド行きの電車に乗り込み 難なく出国(出国はノーチェック)

でユーロ圏に無事抜けることができたのであった

ロシアは ビール(安い)とウォカ(安い) キャビア(安い) タバコ(安い)

体格の良い人種 意外に英語が通じる人がいた とエルミタージュでかすぎ

そんな印象であった。

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