東南アジア



この頃から世界1周をもくろんでいた僕は 金を貯める為 旅を諦めていた

 

が…

 事件はおきた 航空券を貰った シンガポールIN タイOUTのチケットを

 と言うのも 宮澤孝作(仲間)がマイレージがたまったから 行こう と言ってくれた

 旅で金のかかるものは 何より航空券 これが無ければ 楽勝(孝作とは3日で違うルートになった) 

 もしかしたら日本の実家にいるより 金がかからないかも知れない

 この旅で 20歳を迎える僕は 10代の締めくくりとして スキンヘッドにした(写真 東南アジア参考)

 孝作も スキンヘッドだった... 

 ルートは  シンガポール→マレーシア→タイ→カンボジア→ベトナム→ラオス→タイ→日本

 印度を旅してれば アジアはどこにでも行ける と言われたことがある確かに 平気だった

 が 灼熱は無かった 人は東京人のように(多少違うが) 町は綺麗 客引きは無い

 僕が望んでいる姿ではなかった(シンガポール マレーシア) しかし カンボジア ベトナム ラオスは

 印度とは違う 熱があった ありのままの人が住んでいた 言葉はどこに行っても通じないが 

 どこに行っても 気持ちは伝わっているそんな気がした アジアは仏教国だが 大乗仏教と小乗仏教があり

 東南アジアの国は小乗仏教である 日本は 大乗仏教 同じ仏教でも感じ方は違う

 ちなみに 僕は自分教 最期に頼るのは自分しかいないという 自分勝手な考えからである

 

 

旅にもだいぶ慣れてきた

 

 

 

 

〜食事〜

    東南アジア 6カ国を回ったので その国々でうまいものを食った

 シンガポールでは海南チャーハン タイでは タイ料理 ベトナムでは カエル フォー

 その土地土地によって うまいものはたくさんある そして安い 

 よく日本で同じ料理を出しているが 高い 現地の味とはちょっと違って

 日本風にアレンジしてあるように感じる 

 

 

やっぱり 現地で食う現地の料理は最高だ!!

 

 

 

〜宿〜

 宿は 印度同様 その日に決める

   タイのパンガン島ではバンガローに ハンモックを張らせてもらった しかも無料

 バンコクでは 宿に泊まりながら タイ式マッサージの免許を取った 

 カンボジアでは 相部屋で床に寝させてもらって タダだった

 宿は人と人を 出会わせてくれる いわば出会いの場 日本人 外国人 現地人様様

 特にドミトリー(相部屋)は面白い 昨日まで知らなかった同士が 同じ部屋でくつろいでる

 気をつけなければならないのが 盗難だ まー運が良いか悪いか 自分で守れるものは守ろう

 個室もたまには良いが 情報交換 会話と言う面ではやはりみんなでわいわいやるのが良い

 高級宿は肌に合わない...

 

 宿は出会いの場だ

 

   

 

 〜遺跡〜

 遺跡は東南アジアには結構あるのだろうけど やはり1番はアンコールワットだろう

 あの地雷を踏んだらサヨウナラ で写真家 一之瀬 泰造さんが目指したところだ

 普通イメージするアンコールワットは 良く写真などでも目にするあの形だろう(写真参考)

 が 行ってみて アンコールワット遺跡群がある事を知り 巡った 

 天空の城ラピュタの舞台となった タブローム  宇宙を想像して作られた バイヨン

 泰造さんが(映画の中で)写真を撮った プノンバケン

 他多々ある 現地の人は 観光客の為にものを売る その半面で 陽気に遺跡の前で踊り

 世界遺産であることを忘れさせた 僕らにとっての観光地は 現地の人にとっては生活の場だ

 その事を強く感じる

 忘れてならないのは 遺跡とは 歴史上 人間の行為が営まれた場所であり

 悲惨な過去の残る カンボジア トゥールスレーン刑務所 キリングフィールド(映画もある)

 ベトナム戦争の クチトンネル 戦争博物館なども上げられるだろう

 僕が行った場所はそんな具合だ まだまだ上げなくてはならない遺跡は沢山あるのだろう

 世界すべての遺跡に行くことは 僕にはできない 悲しいことに...

 遺跡は 歴史の残した跡だ もっと学ばなければいけない と思う今日この頃です

 

   

 

 〜旅人達〜

 

何よりの感謝が 航空券をくれた  宮澤 孝作  ありがとう

 この旅では 結構多くの旅人に出会った 国を沢山跨いだからだろうか?

 自称 金持ち よしのぶさん

 ピッピ−島でダイビングのアシスタントをしている まさえさん

 バンガローに無料でハンモックかけさせてくれた シタール弾いてくれた ベジさん

 日本で教師やっていた ベトナム系アメリカ人 ディエップ

 パッポン3人組の 大輔 国定くん

 ギター弾いてくれた こうじさん

 ドミトリーで共にした かずえさん ようこさん

 タイマッサージの師匠 サーさん

 タイからアンコールワットまでピックアップトラック 遺跡めぐりを共に 葉月ちゃん どんちゃん 祐介さん

 明大の先輩(後で知った) 平田さん

 サダゲストハウスで出会う タケさん はじめさん あやさん みゆきさん

 ベトナムで出会う さやかさん りなさん

 インドで会ってベトナムであって ストリートライブを共に よしさん

 やたらと世話になった ラムさん ジェイソン ジェニファー

 バイクでハロン湾まで 陽気な旅人 ミオさん

 インドで会って タイで会って ラオスで会って 思考回路が似ている あやかさん

 高校の同級生 タイのウィークエンドマーケットで発見 軽部 すかし

 その他多くの 旅人 現地の人へ ありがとう

 

 

 

 

〜アジアという国〜

 アジアと言う国々 まだ行ってない国もあるが 少しは見た気がする

 その国には そこの文化があり 法律があり ルールがある

 1つ また1つと国境を越えるごとに たった1本のラインを超えるだけで

 そこには 違う風景 人 文化 音楽 歴史 宗教 言葉 他

 一体 そのラインは何なのだろう 道はつながっている 空気も 空も 海も 虫だって

 人意外は 自由に跨いでいるではないか なぜ人は国を持つ?? 

 勉強不足の奴の戯言なのだろうが 勝手に言わせて貰う 

 国境が無かったら 文化を共有 理解しあえたら 生活を分かち合えたら...

 今よりもっと 平和に暮らせるのではないか?? 日本と言う陸続きの国境を持たない

 国に住む僕には難問だ

 ただ 共通して言えること 日本はどうかわからないが アジアの人は強い目をしている

 戦後の日本を生きていないので 嘘になってしまうが 戦後の日本人がしていたそんな目

 生きよう 生きようとする 人間らしい人々 やさしい人々 多くの日本人が失ってしまった

 人間らしい人間 ただただ生きるのではなく 時間を有効に使う人々 というのを強く感じた 

 

 

目はその人の象徴だ

と思っている僕は 強い目が好きだ 経験は目に表れる それもそうだ

 見た物は目に焼きつき 脳に記憶される カメラなんか比にならない 高性能レンズ 記憶媒体

 使うも使わないも その人次第だ すげーいい経験している人の目は 強く美しい

 辛い経験をした人は 悲しみが目の奥に宿る だらけている奴は 死んだ魚のようだ

 僕も強く美しい目をしたい まだまだこれからだ...

 顔についても同じことが言えるだろう 見た目だけの美しさに惑わされるな 内の美しさを

 必ず 顔に表れてくる 

 

生命体は嘘がつけないから...