マダガスカル
サファリも無事に終了 と思いきや 宿に着いてしばらくして 
腹痛が 原因不明だったが 共に行った人も軽い腹痛 これはもしや 
サファリ中に食べた何かに中ったか もしくは細菌に感染したか?? 
どちらかだと判断 朝まで様子を見るが 朝にはかなりの倦怠感と腹痛
しかし こう航空券は既に持っている 空港に行くしかない 
同じ日にマダガスカルに行く 同じ年の日本人(彼はかなりの旅人だ)
とサファリに共に行った日本人とシェアして空港に向う 2人は腹痛に襲われていた
1人はナイロビから インドへ 2人はマダガスカルへと 駒を進めた
マダガスカルに共に行った彼 ひろ(通称ミラクル)
とここから3週間共にマダガスカルを巡ることになる
ナイロビの空港はかなり効率の悪い 仕組みになっていて 空港に入るのに 
セキュリティーを通り チェックイン外に出る時は 再び 
セキュリティーを受けなくてはならない しかもチェクイン時も 手荷物の重量まで測られ
エクストラ料金を取られる とかなり凹んでいたが 
パソコンケースをばれないように持ち込み 何とか エクストラを取られずに 
済んだ 危うし 俺の重い荷物...しかも チェックインを済まし 
指定ゲートに行くと飛行機の便が違う 一体どうなっているんだ この空港は...
結局 指定ゲートから 違う飛行機に乗って マダガスカルに向う事になった 
飛行機で3時間ちょい 第7の大陸 地球のへそとも呼ばれる マダガスカルに到着 
既に夜になりかけていた まずはビザの取得 15US$を払い 印紙のようなものを貼られ 
その後イミグレーションで スタンプをくれる まー無事に入国 
空港から街まではタクシーを使い 無事に宿に到着 腹痛は 治る気配が無い 
しかし 整腸剤を飲み寝る 次の日 かなり厳しいと言われている 
マダガスカルの移動に備え休息日 大使館があるので どの薬が効くか聞きに
初めて 大使館を訪ねる セキュリティーの人もすぐにわかったようで 顔パスで中に入る 
パスポートを見せ さらに中に 対応して下さった方は かなり親切に症状などを聞いてくれて 
ちょっと席をはずしたと思ったら 車が用意できました と新展開 
薬の名前を聞きに来ただけなんですけど... どうなってしまうのでしょう?....
とりあえず 車に乗り込み 発車何でも 今 医務間が ちょっと席を外しているらしく 
薬がわからないとの事 病院に行くらしい うーん かなり大げさだ むしろこちらが 
恐縮してしまう しかし 車は走り続け 病院へ 診察料先払い 診断をしてもらう 
大使館の方も 通訳に来てくれた で症状は 下痢 恐らく 細菌性の下痢で心配ないらしい 
で処方箋をもらい 薬を買いに行く 胃腸薬と抗生物質 以上で終了 
こんな為に 多くの人に心配をかけ 多くの方を動かしてしまった 情けない... 
しかし 大使館の人が言うには 医務間がいなかったのが悪いと言ってもらい
かなり 救われたが... 何はともあれ 次の日に マダガスカル
22時間移動に向うのであった 相変わらず 下痢は治らない 腹痛は かなり治まった 


ムルンダバ
移動は タクシーベー と呼ばれる ハイエースなどのワンボックスを改造し運転手含め
15人座れるようにしたもの その屋根には 頑丈(だと思う)荷台があり 
そこに荷物を山ほど積むのであった 人数が集まるまで出発しない
待ちは6時間程待ってやっとこさ出発 こっから マダガスカル最高の見所(のはず)
バオバブ街道側にある町 ムルンダバを目指した 下痢は相変わらず 
しかし 腹痛が無いだけで かなり救われた 出発して12時間程は良い道が続いた
がそこからが悲惨な道の始まりだ しかもこの日は 大雨 土小石の混じる 
道路はさらに車の重みで削り取られ 深さを増した 見た事も無いような 道路 
しかも車は4駆では無く 2駆 かなりはまっている車もある 自分たちは運良く 
大雨の中でははまらなかった が 雨がやんだ頃から 道がさらに 悪化し 車を降りて
皆で車を押す場面もしばしば 何とか 進むと言う感じ でゆっくりゆっくり進む 
朝方揺れにも慣れ寝ていた頃 朝食 すぐに出発し 道が再び悪くなる 降りて 
押して の繰り返し こんなのも旅の醍醐味かもしれない 
昼前 ジャンクションを堺に道が急に良くなる かなり 良い道に変わり 
一気にムルンダバへ トータル 待ち時間も含めて 28時間 
飛行機で1時間強の場所まで到着 宿に泊まり 
レセプションのおばちゃんにバオバブ見に行くか? と聞かれ 話をして
とりあえず 部屋に帰ったら 訳のわからない おじさんが 部屋をノック 
バオバブ街道に行く ツアー会社の斡旋の人
まー英語も話せるので 交渉し 次の日に 向う事に 半日ツアーで行く昼過ぎから 
日没まで バオバブを撮影し続ける バオバブはアフリカ本土にもあるが 

バオバブ街道ほど大量に生えている場所を見た事は無い 
しかも 8種類あるバオバブ のうちマダガスカルには7種類あるらしい 
そのうちの数種類を ここで見る事が出来る 見た感想は 遂に来た 辛い移動をして
良かった 飛行機で来るより はるかに良かった すげーぞバオバブ である 
ここは 色彩も綺麗な場所なので 是非お勧めする
残すマダガスカルの目的は シーラカンスのみ 時間的にはかなり余裕があるので 
休息日を設け ゆくりとした旅路を進む 


トゥリアラ

次は トゥリアラまで タクシーベーで移動 
ここの移動が一番ハードと知っていたが 結局 ムルンダバ行きの道を引き返し
良い道になったところで 下っていったので 道的にはそこまで厳しくは無かった 
40時間越え 補助席はかなり体力を消耗させた
この頃もまだ 下痢止まらず 一体俺の体 どうなってしまったんだ?? 
まー 1日1回だから そこまで心配していないが やはり 下痢は 何となく凹む 
早く治ってくれ と願うばかりであった 日中 暑くて 水分の取りすぎか??
まー 何とかなる 下痢だ 久々にこんなに連続で 下痢してる 思えば 
キリマンジェロ位から ずっとだ 帰国したら これは全身検査を要するな とつくづく感じていた
トゥリアラに到着したのは 深夜3時 タクシーで宿に向う この時間に到着しても 
1泊分取られるのが 悔しいが そんな事を言っている余裕は無い 速攻で寝る 
目的のシーラカンスを見に 海洋博物館を訪ねる 灼熱地獄のマダガスカルを 
40分位歩く この国のムルンダバとトゥリアラは とにかく 
灼熱で日中は人が街に居なくなるほど熱い カメラを持って 街を歩いて 
写真を撮る気力が出ない こんな事では いけないのだろうが 
体力的に日差し的に出来ない日が続く 海洋博物館に着くと これか? 
と思ってしまうほど小さな建物 しかも 物価の割りに やたらと入場料が高い 入ってみると
うーん 何だこれは? と感じる ホルマリン漬けの魚が並び 剥製の魚が数体 
後は別の部屋にシーラカンス がいた シーラカンスの感想として これか??? 
思った以上に普通の魚 まーちょっと 尾っぽと 背びれ 胸鰭が独特 
生きた化石を遂に見た が あまりにも感動が薄かった しかも写真は撮ってはいけない 
撮るなら 大金を払えと言う しかも おばちゃんのポケットに入るのは 
目に見えていた 悔しいが 撮れなかった ポストカードがあると言うから 
見せてもらったら おばちゃんが撮った スナップショット こちらも高い 
腑に落ちない気持ちで 海洋博物館を後にする 対面はしたものの 
何だかすっきりしない が 目的は果たした... 
やはりマダガスカルは バオバブだったか... 
しかし宿に帰って 情報を調べると 植物園がある事が発覚 
懲りずに見に行く事を決意 マダガスカル独特の植物が1000種類
これは行くしかない 少なくても海洋博物館よりは ましだろう と願いを込めて...
植物園は街からタクシーで行くしかないのだが このタクシーがうまい事いって安かった 
運転手もチャーミー なかなか良い 入場料は値上がりしていて 少々 ためらったが 
行く 道は整備されていて 見やすくなっているが 植物が多すぎて 写真を撮ると 
背景が緑になってしまう まー かなり不思議な植物を見ることができた
亀もガラパゴスほどでは無いが お手ごろサイズとでも言う感じだろうか 20匹位居た 
まさにスーパーマリオの亀そんな具合だ 無難に 植物園は面白かった 
しかし 思った やはり マダガスカルはバオバブか... 宿に帰り 
シーフードを食べに行こうと考えていた ここトゥリアラは海が近い為 ロブスター 
モンゴウイカ が良く取れる とりあえず レストランに行くが 高い(日本よりはかなり安い)
途方に暮れていると マーケットでロブスターが売っているではないか 
早速購入 宿の調理場を借り 調理 ビールとロブスター モンゴウイカと米 
最高だ 久々に 心からうまい と言うご飯を食べた気がした
自分で捌いて 自分で焼いて 自分で食べる 食の醍醐味だ うまい食材に 
ほとんど味付けは不要だ  少々の醤油か塩で十分だ 本当においしい マダガスカルは
バオバブとシーフードだな と思った
温泉に入りに アンタナナリブ に近いアンチラベに15時間程かけて移動する
 
40時間戦えますか?
24時間戦えますか?は日本でも有名なキャッチフレーズになっていたがここでは
40時間 ムルンダバからトゥリアラまでのタクシーベイでの出来事 
長時間移動になる事はわかっていたが まさか運転手が40時間 
運転し続けるとは思っても見なかった タナからムルンダバまで22時間は
運転手が2人居て 交代交代夜も変わっていた 
がムルンダバからトゥリアラまでの車の中で乗り込んだ乗客の中に 
運転手を想像していたのだが その人は次の街で降りてしまった 
で次々想像していたがどれも外れた  挙句の果てに 
自分が夜寝て起きても運転しているでは無いか どっかで交代するだろう 
とまた眠りについたのだが 起きても起きても 運転手の変わる気配は無い 
これはもしやぶっ通しで運転するのか? と安易に想像できた
乗っているだけでも結構辛い 40時間の移動を結局運転手は1人で運転し切ったのだ 
凄まじい体力 精神力彼にキングオブドライバーの称号を与えられる 
そう思うほど 凄いものだった
 
アンチラベに到着 アンチラベでは 温泉と石を買う事を目的に来た 
まー大して重要な用事では無いが 休息の為に来たようなものだ 
飛行機の関係で全部で3週間の滞在になった マダガスカル 後半戦の丁度
中間 まー休憩と言う感じだろうか アフリカに入って以来 
ほとんど移動続きで日記や写真の管理をする暇すらなかったので 
ここで 半分まとめ上げるといった感じだろうか
タナ(首都)に近いだけあって 街中には大手スーパーがあり 新鮮なものが安く買える 
久々のスーパーにちょっと感動しつつ 町を見学 中心地を外れると 
そこには田園風景が広がり 人々もかなり良い顔をしている こんな場所を求めていたのだ
と心が和んだ 中心部はブスブス(マダガスカル版人力車) 物乞い などが押し寄せてきて 
結構面倒な部分も多いが ちょっと離れるだけでかなり変わる やはり 散歩に限る 
しかし 灼熱地獄なので熱射病 水分不足に注意だが
次の日は朝から 石屋街に行って 交渉の連続 思った以上に石は安かったが 
やはりツーリストプライスは悔しい かなり交渉して 石を買い込む 質は別として 
かなり安く欲しいものが手に入る 交渉は疲れる
そして 温泉 この時を待っていた 湯船につかる 基本的に海外で湯船につかることは難しい 
しかし温泉だけはゆっくり入れる ここアンチラベの目的の1つである温泉に行く 
思ったより外見は近代的な作り 中は個室になっていて
浴槽に自分で温泉をはって入れる しかし制限時間20分 やはり日本人だ 
湯に入るとほっとする 温泉は良い 良いよー かなり回復 砂漠のオアシスじゃないけど 
旅のオアシスだ 出て コーラを飲み リフレッシュ 
 
再びタナへ 
アンチラベから僅か3時間 首都のタナに再び舞い降りた かなりの大都会 
東京に帰ってきた感じだ いつもそうだが かなり長い事地方に居ると 
小さな都会が大きいものに見える 今東京に帰ったらどうなってしまうのだろう?と思う
ここでは 大使館の人にお礼を言うのと 最終データー処理のみ 体調万全 
後半戦の後半戦が始まる  治安の悪いところは抜けた が油断は禁物 
カイロに到着した瞬間から 再び高速パッカーのスタートだ

始めの目標は グリーンランドだったが 時間的に不可能だ 
アイスランドも不可能だと判断  ヨーロッパ最北端のノルウェー 
ノールカップを目指し進む もうカイロから緻密な計算の下動かなければ
帰国日に間に合わない 何処まで出来るか? いや何処まで運が良く 
そしてミラクルを起し続けるか それしか無い 目的地はかなり多い やるしか無い 
少なくても ノールカップまでたどり着きたい 
この思いが適うか? それはこれからの行動次第 
このラストランに相応しい最後を飾りたい 待ってろよ日本 無事に帰るから
明後日マダガスカルから一気にカイロまで行く 南半球から北半球へ 
文化も人種も宗教も全ての変わる土地へ
再び旅が始まるそんな気がする 気を張って参りましょう 残りの世界放浪中
 
ひろ と巡った3週間マダガスカル かなり面白かったぜ ありがとう



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